山野草さがし散策・過去録写真館

笠岡の青佐山城址を散策 御嶽山へ散策

風情が素晴らしい所があるとの耳寄りな情報を得まして、
一度は散策に行ってみようと思い、出かけて地元の方の
説明を頂きながら案内をして戴きました。
ありがとうございました。

青佐山を散策
岡山県浅口郡里庄町浜中の国道2号 浜中信号T字路を南下し、県道47号 倉敷長浜笠岡線を南下走行する。
笠岡市西大島でこの経路案内標識を見たら 乗時方面、岡山県道406号寄島笠岡線へと左折する。
笠岡市西大島を経て
笠岡市大島中へと入る。
県道47号線へ左折して、8分少々走行すると右カーブに掛る辺りで
二階バス停があり、右に青佐山登山口のご案内板と止まれの文字が
見えるので、その道路へと右折してから、また直ぐに右折して青佐山を目指す。ここから右手に約1km
町内放送用の鉄柱が設置されている辺りが青佐山城址に行かれる青佐山登山口となる。
青佐山登山口のご案内板の近くに簡易トイレも完備されている。
登山道入り口付近は孟宗竹林である。
雑木林道を登っていく。
山の斜面傾斜角度はきつそうだ
約5分少々で青佐山 第1展望台に到着する。素晴らしい眺望だ。
瀬戸内海の島々と水島灘と正頭漁港を中心とした町並み。
手前は小さな港だった所に
県道47号線が出来て道路の
下から漁船が出入りし、
満干潮あり。向こうは水島灘。

第一展望台から青佐山城址、頂上を目指す。
雑木林の登山道を落ち葉を踏みしめ音を立てながら、急な登り坂もあるが、小鳥の囀りに耳をすませ佇み、
澄んだ空気とそよ風が頬を撫で過ぎゆく様は何とも心地よいものです。
7分ほど登ってくると樹木が切り倒され、少し開けた所に辿り着く。
其処からは、農業用ため池や笠岡市街地、笠岡市東大戸方面から井原市門田町の養鶏場、木之子町の
井原クリーンセンターなどが遠望できる。
Google Eathでみると井原クリーンセンターまで直線にして約15kmはあるようだ。

                   手前の建物は養鶏場で、煙突は井原クリーンセンター
ひとしきり素晴らしい風景を眺めて青佐山城址を目指すこと2分くらいで稲荷神社の赤い鳥居がある。
地元の方によりますと、青佐山城址に稲荷神社があって、おこもりさんと云って女性の方がおられ、
人生の指針と云いましょうか、占いでしょうか、よく当たると云われ多くの信者が登ってこられていたと
おっしゃっていたが、現在は朽ち果てている。映画などで見た戦国時代の風情を青佐山城の往時を偲んで
みたり、稲荷神社の参拝者はどんな心境で登ってこられていたのだろうなどと頂上広場で、しばし佇む。


登山道入り口から写真を写しながら約37分かけて青佐山城址広場に到着。
青佐山城址は標高249mで360度パノラマ展望が楽しめると云いたいが、樹木に阻まれている所もあり、
ちょっぴり残念であるが、木々の隙間から瀬戸内海 水島灘の島々の点在が楽しめるので良しとしよう。




城郭跡に井戸がひとつあり、往時は滾々と美味しい水が湧きあがっていたのだろう。
落ち葉で底までは見えないが、水は無いようだ。井戸の幅約1.4m、深さ底落ち葉まで約2mあった。
城郭の周りには礎石として使われていたのだろうか?自然石が点在していた。
城跡から北を望むと鉢山(標高242.72m)のなだらかな姿、
山々の稜線が遠望できる。
ひとしきり、360度パノラマを
楽しみ、帰りは東壁~北壁を
行く。
少し下り、藪漕ぎして東側に目をやると、寄島干拓地内の浅口市三ツ山スポーツ公園、三郎自然海岸、
三郎島を望む。夏になると「あさくち花火大会」が浅口市三ツ山スポーツ公園周辺で行われるという。
水島工業地帯の工場の煙突なども見える。 水島灘の風情をたっぷりと楽しませてもらい次へ。


2009/10/17 浅口市寄島町
三郎島(三ツ山)は、粗粒花崗岩波の浸食によって仲良くほぼ同等の大きさになり、
頂上には松の木が生えている。海は遠浅で干潮時には徒歩で三ツ山に行かれる。


5分ほど下ってくると左手に「ドンドン岩」の案内札が立てられている。
岩の下が空洞になっており、宝物が隠されているかも、武具が隠されているかも、あるいは
城の抜け穴かも、謎を秘める伝説の岩。と記されている。地元の方によりますと、昔、この岩の上で
飛び跳ねた時に「どんどん」と音がしたことに由来して「ドンドン岩」と呼ばれるようになったという。
現在は、樹木の根が入り込み岩が割れているが、お宝がなんて?と夢が持てますね。



ドンドン岩から少し下った尾根に11時15分太陽が差し込んできた。
枝城跡
ドンドン岩から4分くらい下ってくると青佐山城の出城跡。
中世の山城には出城、砦、遠見場等がありました。と記されている。想像を大きく膨らませ探索し、
澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んで頭すっきり、足腰を鍛えて明日への活力を戴いた。
枝城跡から3分ほど下ってくると右手にわずか開けて、一枚岩があり、寄島町、三ツ山、牡蠣の販売も
している寄島漁港、瀬戸大橋等の美しい風情が眺められる。あさくち花火大会が楽しめると云われていた。
2016/2/15 コバノミツバツツジが一輪咲いていた。
ヒサカキ(柃) モッコク科ヒサカキ属 雌雄異株
少し下ってくると右手に樹高7mくらいのヒサカキあり、樹木に誰かに傷つけられたか、
何が原因か解りませんが、動物が抱き着いているような珍しい形のコブがある。
コブは直径約20cmあった。木にも傷つけられた所を修復しようとするカルス(癒傷組織)に依って
修復増殖して拳状のコブとなっている。 


2011/5/6 藤公園にて  岡山県和気郡和気町藤野 
藤の木を接ぎ木すると、こんなコブができる。


ヒサカキのコブがあった所から5分ほど下ると、妙見社と書かれた立札あり。
★祭神:妙見菩薩 ★武運息災祈願の神、武士の間で妙見信仰がもてはやされる。と記されている。
岩倉の上に妙見菩薩が祀られている。
妙見さんは、北極星(不動の星)の化身、神格化されていると云い伝えられている。


妙見さんに思いを馳せ乍ら
登山道を下る。
間もなく、畑の向こうに鉢山が見えてきた。
登山入口から此処まで約1時間50分の散策でした。
コンクリート登山道を左折して駐車場に向かう。
ありがとうございました。
海沿いの県道47号沿いをドライブする。
県道47号沿いの笠岡市大島中天王の素盞鳴神社付近からの青佐山
2016/5/7
正頭漁港・大島美の浜漁協から
の青佐山
間もなく、右手浜側に穴ジャコの浜 青佐鼻海岸の
立て看板が目にとまる。
穴ジャコの浜の立て看板手前を左折すると2分ほどで青佐山御台場展望台へ行かれる。
2016/4/3 ソメイヨシノ桜が満開
青佐山御台場展望台 青佐山御台場展望台前の墓地用の駐車場から三郎自然海岸付近
浅口市指定史跡 青佐山台場跡
嘉永六年(一八五三)のペリー来航以来、外国船が日本近海に出没するようになると、
幕府の対外政策が強化された。攘夷論が盛んになると鴨方藩は、文久三年(一八六三)十月に
封内備中沿岸砲台造営防禦の勅令を受け、青佐山台場と長浜台場(笠岡市大島中)の築造を始め、
浅口郡沿岸の警備の任に当たった。同年十一月に鴨方藩主池田政詮がこの台場の実地検分に訪れ、
寄島(三郎島)へ向けて試射を行った。砲弾は寄島まで届かなかったという逸話が伝わっている。
台場は、明治四年(一八七一)の廃藩置県とともに廃棄された。この台場は、水島灘を一望できる青佐山の
東南方の海に向けて張り出した中腹に築造された。構造は、半円形の陣地をなし、高さ約二メートルの
防壁土塁が周りを囲んでおり、東方向に二つの砲門を備え、北側には通路が附属している。
このことから、青佐山台場は岡山池田藩の異国船に対する海上防御のため築造した砲台跡である。
土塁や砲門の構造をよく残しており、幕末の岡山藩本藩と支藩連携の海防政策について
物語る貴重な史跡である。と記されている。



2016/4/3
青佐山台場跡のソメイヨシノ桜が満開であった。
2016/4/23 環状交差点(ラウンドアバウト)
2016年4月28日 午前11時から運用開始される浅口市寄島町の県道47号倉敷長浜笠岡線と
県道64号矢掛寄島線と市道が交わる寄島小学校の南側にラウンドアバウトが整備されているので
下見に行ってきました。止まれの一時停止と左折指示器の点灯を忘れないようにしましょう。
中四国地方で初の導入だという。 2016/2/17に通った時は工事中であった。
青佐山台場跡から見た環状交差点(ラウンドアバウト)はピンク色四角で囲まれた位置にあり、
ピンぼけだが拡大写真。
岡山県道47号を東へ走行していると尾焼川に架かる御門橋の所にカザミのモニュメントがあり、
その横に環状交差点の通行方法が記された案内表示板が設置されている。
環道直前に止まれの交通標識があり一時停止して、時計回りで環道内に入り、
出る時は左ウインカーを点灯する事を忘れないようにしましょう。。
青佐山御台場跡からの展望を楽しんで三郎自然海岸に向かうと、三ツ山スポーツ公園がある。
水が回流する岩のオブジェや子供用の遊具などもある。


三郎自然海岸からの青佐山 三郎自然海岸からの三郎島
松の木は無くなっていた。
三郎自然海岸からの
水島工業地帯
三郎自然海岸からの
鷲羽山ハイランドホテル
直線にして
約19km(GoogleEarthにて)
三郎自然海岸から瀬戸内海を航行する船舶の向こうに瀬戸大橋が
遠望できる。
瀬戸内沿岸の風情を楽しませていただきました。
御嶽山へ散策   2016/2/21
車で夏目港、夏目バス停から鳥ノ江峠駐車場まで約1.7km、鳥ノ江峠駐車場から幻紅台まで約1.5km、
幻紅台から山頂駐車場まで約300mあり
笠岡市西大島 この経路案内標識を見たら、岡山県道47号 倉敷長浜笠岡線を直進、道なりに走行する。
大島川河口に架かる新金崎橋を渡ると、間もなく右手にカブトガニ養殖地、夏目港があり、左手に夏目バス停があり、季節によっては野菜、ミカンの100円販売もある、T字路を左折し御嶽山へと向かう。
道幅は広くないので車の離合に要注意です。


夏目港 御嶽山へ向かう道路入り口付近の夏目バス停に100円無人販売がある
カーブと上り坂を走行すること、夏目バス停から約1.7kmで、トイレも完備された鳥ノ江峠駐車場に
着く。左手に笠岡十名山「四尋山」へ登る登山道があり、右手には御瀧神社の参道、御嶽山登山の遊歩道が
ある。御瀧神社の参道入口の神門石柱には表には奉献、裏には寄附者 檜垣 實、世話人 高見 榮次郎、
昭和拾貮稔四月建之と刻み込まれている。 参道沿いには、御嶽山三十三観音巡りの石造りの祠がある。
鳥ノ江峠駐車場に車を駐車して、まず遊歩道で御瀧神社、山頂の竜王神社を目指そう。
雑木や桧林の参道の落ち葉を踏みしめ、祠に合掌し、山の風情と空気を味わいながら、ゆっくりと登る。
鳥ノ江峠駐車場から約18分で御瀧神社の明神鳥居が見えた。神門石柱には、「本村氏子中」
「明治三十年五月建之」と刻み込まれている。往時を偲ばせる風情漂う御瀧神社に到着。
安泰に生かされていることに感謝し合掌。 境内には、直径約53cmのカゴノキがあります。
御瀧神社で15分ほど休憩をさせて戴き、山頂の龍王神社に向かおう。
参道にはカクレミノの木なども生えている。 山頂の駐車場、龍王神社には徒歩約10分でたどり着いた。
龍王神社の広場から、笠岡市街地、JFEスチール福山の工場などの瀬戸内の遠望が楽しめる。

2016/4/3
駐車場わきにソメイヨシノ桜が満開に咲いていた。
笠岡市指定 史跡 御嶽山量剛寺跡


瓦のかけら
龍王神社広場から。手前は神島、奥はJFEスチール福山 山頂駐車場から青佐山が望める
夏目バス停から入口から車で走行すること約3.4kmで山頂駐車場に到着する。
駐車場北側奥に「二等三角点」約100m先と書かれた立て看板に誘われて進むと「御嶽山三角点」と
刻まれた石柱が設置されている。その先へ進むと笠岡市西大島 石砂地区へ向かう登山道がある。

石砂地区へ向かう登山道。            早や、ヨモギが食べごろに成長していた。
山頂駐車場から約300m戻り下ると幻紅台展望台がある。神島、神島外浦など瀬戸内海笠岡諸島の
島々の風情が楽しめる。


ソメイヨシノ桜の大木もあり、ホトケノザも愛らしく咲いていた。
ホトケノザの花言葉は、小さな幸せ輝く心調和
2016/4/3 2分咲きの大島桜
幻紅台の入口右手に大きな大島桜がある。目通り直径約57cm 高さ10mは超えている。
花は白色で花が開花する頃には葉っぱも同時期に開いている。






2016/2/20 雨の日の御嶽山


この日は午後13時から、一般国道2号(玉島笠岡道路)改築工事に伴い、岡山県道64号線沿いで、
2015年10月から2016年3月までの予定で、岡山県古代吉備文化財センターにより
埋蔵文化財発掘調査中の浅口市鴨方町六条院西の「和田谷遺跡」、
浅口郡里庄町新庄の「マキサヤ遺跡」の現地説明会が行われるとの情報から、
孫たちと御嶽山散策の帰りに、雨降りしきる中だったが立ち寄って見ることにしました。
古代史が好まれているような多数の方々が来られ、しばし古代の古墳時代、奈良時代、平安時代に
想いを馳せ乍ら会話が弾んでいた。縄文土器、甕、須恵器なども発掘されていた。
柱が朽ち果てた後、柱穴に土が流れ込み柱穴跡が判るようで丁寧に掘り出されていた。
柱穴跡の大きさや配置の具合で弥生時代、古墳時代、平安時代などが判別できるようである。
語り継がれてきた、約2000年前の人々の生活実態の様子なども聴かせて戴き、想像を膨らませ、
ひと時をタイムスリップして楽しませて戴いた。
私たちは、雨が降り冷え込んでいたので和田谷遺跡の現地説明会だけを聴かせて戴きました。
ありがとうございました。




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