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山野草さがし散策・過去録写真館

明王院

神社やお寺には古木の森があり、お参りする人の心を
和ませていただき励ましてくれます。

吉備大臣宮・吉備真備公園 天石門別神社 佛通寺 貴布弥神社 菩提寺 
領家八幡神社
 古堂地蔵尊祠堂 厳島神社 オシドリ・金持神社

諏訪宮・那須与一墓  中国観音霊場 第八番札所 明王院 布施神社 
木之庄八幡神社
 矢喰神社・国分寺・雪舟生誕地 牛窓神社 西光禅寺

明王院(Myooin Tenple) 国宝 本堂・五重塔
明王院は真言宗大覚寺派の寺院で、もとは常福寺といい、大同2年(807年)弘法大師の開基と伝える。
室町時代には「クサイツ草出 常福寺」の記録が残り、芦田川の中州から
掘り出された「草戸千軒町遺跡」は、常福寺の門前町でもあった。
江戸時代初期(1655年頃)に水野家3代勝貞が、城下からこの地に明王院を移して現在に至っている。
国宝の本堂は鎌倉時代末期(1321年)、五重塔は南北朝時代(1348年)の建築で、平安時代初期の本尊
「木造十一面観音立像」は重要文化財に指定されている。
その他にも県市の文化財指定を受けた建物や文化財が多くあり、市内でも有数の文化財の宝庫となっている。
  国宝 本 堂 1964年5月26日指定
     五重塔 1953年3月31日指定 と説明板が建てられている。
     明王院 所在地:広島県福山市草戸町1473

十王堂

閻魔(えんま)大王を筆頭とする十人の王たちが明王院に参拝される方たちの極楽あれと見守ってくれているのであろうか? 
入口左手に建立されている。

明王院

明王院入口右手に大きな自然石に明王院と彫刻されている。
中国観音霊場 第八番札所 
中道山 円光寺 明王院 
真言宗大覚寺派 

明王院 

駐車場からの境内の様子。
2011年2月14日に降った残雪があり、雪解け水が流れていた。

明王院 

弘法大師開基・身代わり観音のお寺楠、樫などの古木大樹が、歴史(History)の古さを物語っている。

明王院 

境内や観音堂本堂の屋根には雪が残っていた。

明王院山門

広島県重要文化財 慶長十九年(1614年) 再建

本 堂(観音堂)

国宝 明王院本堂 一棟 
一九六四年(昭和三十九年)五月二十六日指定
建築様式は、全体的に和様の姿をとりながらも、細部には
大幅に唐様が採用されている折衷様(せっちゅうよう)で、
外陣の輪棰木天井は極めて珍しい手法です。
尾道の浄土寺本堂(国宝)とともに、内海地域で
最も古い建物として貴重です。と記されている。 

お寺の鈴「鰐口」

別名 金口、金鼓とも呼ばれている。
鰐口には、明王院昭和三十九年四月と金文が鋳込まれている。

明王院鐘楼

鐘楼堂は、棟札によると江戸時代初期 正保4年(1647年)福山初代藩主 水野勝成隠居後の宗休により建立されたという。

梵 鐘

明暦3年(1657年)福山藩主 3代水野勝貞の寄進棕櫚の撞木で梵鐘を撞き鳴らすとゴォ~ンと鈍く澄んだ音色が心を揺さぶる。

御案内板

Main hall of Myooin Temple is the existing     architectural blend of Japanese and Chinese   style: the former employed for the main hall
and the latter for the details .The five-storied pagoda is the fifth   oldest among the pagodas which are designated as the Japan's  national treasures. In addition to the pagoda, Myooin's main hall is also designated as a national treasure. 
と記されている。

国宝 明王院 五重塔 一基
 一九五三年(昭和二十八年)三月三十一日指定

この塔は貞和四年(一三四八)住持頼秀の時、一文勧進の小資を積んで
造られたものです。
和様の形態をよく整え、手法も雄大で南北朝時代を代表する建築で、
全国の指定19塔のうち5番目の古さを誇っています。と記されている。

五重塔 相輪 

五重塔の相輪は避雷針を兼ねているのかなぁー。
水煙の下には九輪があり、九輪には小さな鐘が数個吊り下がっていた。
相輪は宝珠、龍車、水煙、九輪、受花、伏鉢と路盤都から構成されている。

五重塔の木組み

匠の技の粋を集めた木造建築の素晴らしさ、長い軒を永年にわたり保ち続ける技は凄いなぁー。

五重塔 軒丸瓦

軒丸瓦には巴紋が施され巴瓦とも呼ぶ。

山門右手に自然石に「洗心」と彫刻されている手水鉢あり。

猿の腰掛

樹齢は判りませんが、数百年は経ているであろう
樫の古木に30cm以上はあるかもしれない
サルノコシカケが立派に成長していた。

イベント

明王院の年中行事・月例行事

一月 正月三ヶ日 修正会
二月三日  節分厄除星祭
三月(旧暦1月23日、24日
愛宕大権現大祭・柴燈大護摩供火渡り神事
春分 彼岸 彼岸会
秋分 彼岸 彼岸会
毎月1日 心経写経会

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