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山野草さがし散策・過去録写真館

領家八幡神社

神社やお寺には古木の森があり、お参りする人の心を
和ませていただき励ましてくれます。

吉備大臣宮・吉備真備公園 天石門別神社 佛通寺 貴布弥神社 菩提寺 
領家八幡神社
 古堂地蔵尊祠堂 厳島神社 オシドリ・金持神社

諏訪宮・那須与一墓  中国観音霊場 第八番札所 明王院 布施神社 
木之庄八幡神社
 矢喰神社・国分寺・雪舟生誕地 牛窓神社 西光禅寺

領家八幡神社   領家八幡神社  広島県庄原市総領町下領家

国道432号を走行し、道の駅 リストアステーションから約800m左山手側に両部鳥居が見える。

広島県文化財指定
領家八幡神社の社叢
領家八幡神社の社叢が、広島県文化財保護条例(昭和五十一年広島県条例第三号)第三十六条第一項の規定により平成元年十一月二十日付けで
広島県天然記念物に指定された。
神社背後の南西向き急斜面に広がる、シラカシ自然林の社叢。
林内は、カヤやオオモミジ、アベマキ、シデ類も出現するが、
特にシラカシが優占している。なかでも胸高幹囲二メートルを超える
シラカシの大木が三十本あり、最大級の三本は、
三〜四メートルにも達する。シラカシの幼樹も多く安定した群落を
形成しており、学術上貴重な存在である。
平成十九年三月 庄原市教育委員会 と記されている。
 社叢(しゃそう)とは神社の森、鎮守の森
領家八幡神社の文化財
甲奴郡の旧本郷村に本郡八幡総社大宮八幡宮という大社があり、
その八幡宮において建治元年(一二七五)旧八月十五日放生会の
祭礼について論争が起り、その際下領家の仏ヶ峠の某(法印)が御幣を
持ち帰った。稲草の上市の宮原というところに仮殿を設け、
そこで三年間勧請し、弘安元年(一二七八)下領家の森戸山の麓に
社殿を建て東照山八幡宮と唱え、地頭領家の氏神として崇敬した。
領家八幡神社の例祭は山内の山王さん、小童の祇園さんと共に奥備後の
三大祭といわれ、初九日(新暦十月九日)に大頭・小頭の二組によって
祭祀した。
領家八幡神社にある総領町指定文化財(昭和五十年一月二十四日指定)
夜燈(石燈籠)一対 天和三年(一六八三建立)
八幡神社の社叢 原生林(カシ) 一、二ヘクタール
平成十九年三月 庄原市教育委員会と記されたご案内板が建ててある。
 勧請(かんじょう)とは神仏の来臨や神託を祈り願う。
領家八幡神社の両部鳥居に、
ごほう締め注連縄が掛けられている。
笠木の上に屋根があり本体の鳥居の柱を稚児柱が支えている。
鳥居の中央に八幡宮と書かれた神額が掲げられている。
両部鳥居 
屋根、笠木、島木、台輪、主柱、額束、貫、稚児柱、台石・亀腹からの
構造しくみになっている。
木製の鳥居を保護し永年もたせるために笠木や稚児柱に屋根が
被せられている。
邪念を捨て無の境地で拝殿に向かう。 鳥居をくぐり参道両脇に石燈籠が建立され、仁王門へ拝殿へ
本殿(神殿)へと案内してくれる。
守護獣像(想像上の獅子)
左、口を固く閉じた吽像(吽形)、
右、口を開けた阿像(阿形)の狛犬(獅子)
仁王門の上からお猿さんが、
悪が入らないように監視しているのかなぁー。
 
喝っ!!
歯を食いしばって頑張りなはれぇー
気合の入った狛犬さんだねぇー。
杉の木を両側に携えた20段ほどの石段を上がると拝殿へと進む。
拝殿にも牛蒡締め注連縄が掲げられている。
注連縄は神聖なる境界のため、魔除けの為のものだろうか。
正月を迎える前に飾る注連縄には、新しい藁で不浄を払い、
ウラジロで長寿を願い、橙で家系繁栄を願い飾る。
本殿(神殿)
大きな絵馬が掲げられている。
勝算ありきを願って掲げたのであろうか。
拝殿と本殿をつなぐ幣殿
東側から写した本殿 西側から写した本殿
仁王門
雪残る2008/2/16に写した写真です。 
領家八幡神社の西側には広島県内で一番早くセツブンソウ(節分草)が
咲くと言われている。
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